借金と依存と戦うブログ

私には私以外の人間が全員まともに見える

私の隣にはいつだって美少女が

私の隣にはいつも美少女がいた。

 

たまたま。

本当にたまたま仲良くなるのがいつも美少女だった。

 

隣の中学まで名を轟かせる美少女。

その子と一緒に高校に入学したときはクラスに人だかりが出来た。

 

名前が似ていたから電話で間違えて告白されたりした。

「それ私じゃないよ、〇〇ちゃんだよ」

ってヘラヘラ笑って答えた。

 

相手も「ごめん」ってヘラヘラ笑ってた。

 

私が好きになる人はみんなその子が好きだった。

 

 

社会人になって仲良くなった子もまた美少女で

今思えば北川景子さんみたいだったな。

別の部署の人が「是非一緒に飲みませんか」ってその子に

声をかけて、隣にいる私のことは見えてないみたいだった。

 

その時私は透明人間になった。

 

たまに私のことが見える人がいるけど

「そちらの方もよければ」って

同情で見えてただけだった。

 

だったら透明人間でいたかった。

 

見えない方がマシだった。

 

その後仲良くなった子もまた

芸能人みたいに綺麗な子だった。

街を歩けば視線が集まり

ご飯に行けば店員さんがめちゃめちゃ話かけてくる。

 

 

あ。

もちろん私は透明人間です。

 

 

みんないい子で大好きだったけど

(引き立て役に選ばれてたかもしれないけど

それでもいい子達で好きだったよ)

 

私を透明人間にしてきた人達に

 

私は自尊心をボロボロにされた。

 

それで今の私が完成した。

 

いなくてもいい、いても見えない。

 

でも同情ほど人の気持ちをボロボロにすることはない。

 

そんなことなら誰にも見えなくなればいいなって気持ちが

消えたいって気持ちになってる。

 

 

この先誰にも見えずに生きていくんだなって思ったら

絶望しかなかった。

 

でも絶望したということはどこかで希望を持っていたわけで

そもそも希望を持っていい人間じゃないのに

「希望」を持とうとしていた自分にも吐き気がするようになった。

 

何者でもないどころか存在すらないのに。

 

どう気持ちに折り合いをつけて残りを生き延びようか。

今日も考える。